サブスクリプションの威力 前編

MUPカレッジ

あなたはこの質問に答えられますか?

この記事を読むことでわかるようになります。

Point

家庭内の固定費に入れ込むことのできるのがサブスク。

いつの間にか当然のように支払ってもらうことができること。知らず知らずのうちに払い続けている支出。

サブスクリプションとは、毎月一定額の請求が来るもの。

それであれば、知らず知らずのうちに払ってもらえるように誘導できたらビジネスで負けることはないと思いませんか?

ワークショップ

あなたが財布を出さずに毎月支払っているものはどのくらいありますか?

例えば、光熱費・携帯代・Wi-Fi費・家賃・・・

当然のように払ってはいるものの家庭内の固定費として見直すことが少ないはずです。

今までは、売切型と言われお客様が都度お支払いをするビジネスモデルです。しかし今後伸びてくるビジネスモデルは、サブスク型です。継続的に少額を毎月支払い続けていくビジネスモデルです。

今までのビジネスモデルがそう簡単に変わるはずがないと思う方も多いと思いますが事実です。技術の進歩により変化していきます。インターネット・メール・携帯電話・スマホの導入などありとあらゆる物が変化する時代です。コロナの影響で在宅ワークが日常になれば、これも大きな変化です。その中でビジネスモデルや営業方法だけは不変のものだと思うのでしょうか?

売物は、サービス化時代に突入しています。

ハリウッド型ビジネス

物を制作し、売れなかったら赤字、売れたら黒字のビジネス。

新しい物を企画し、販売する。販売し改善点が発覚すると、改善を行い市場の獲得を目指す。市場の獲得が達成できると収益が維持できる。

以上のサイクルでビジネスを回しています。「市場に出し、改善点が解ると改善し、お客様の信頼を得ることができると市場でのシェアが上がり収益が確保できる」当たり前と言われれば当たり前です。しかし、この意思決定までの過程はどのように進んでいるのでしょうか。

ビジネス意思決定の流れ

ハリウッド型ビジネス

、意思決定の迅速さはかなり欠けることになります。それは、企画にGOを出す経営陣、制作を担当する技術、販売をする営業が一貫したチームでないためです。商品を改善するにも、最初に報告が上がるのは、販売する営業です。その後営業から技術、次に企画する者、経営陣と順番に流れていきます。

そのため意思決定に時間がかかり、他社と比べ遅れが生じることになります。

サブスク型ビジネス

サービスの利用者からのフィードバックは逐一データで取ることが可能です。来月も支払いを続ける利用者にすれば、サービスが良くなれば良くなるほど享受できることも多くなるからです。そしてフィードバックのデータを社員全員が見れるようになっていれば、ハリウッド型ビジネス程の時間を要することなく意思決定を行うことができます。

ロンチファースト

躊躇して何も始められない人へ
完璧を求めない結論:ロンチファースト(何でもやってみる)方法:DDDD ひたすら実行してみる何をやるにも躊躇っている人にぜひ読んでもらいたいです。PDCA→DDDDまずは何でもやってみるということです。DD...

Table-in思考(ハリウッドビジネス)

多くの人はTable-in思考で行動しています。頭の中でずっと物事を考えて、あれやこれやを考えることです。なぜ多くの人がこの思考から抜け出すことが出来ないかというと、頭の中で考えているだけなので失敗することが絶対にないからです。失敗したらどうしようと考え行動できずにいるのです。ビジネスの上である程度の比較は大切です。考えもなしにリリースして失敗することは避けないといけないからです。しかしずっと考えているだけでは進まないため、Market-inの思考が重要になります。

Market-in思考(ストックビジネス)

とにかく出していく。ロンチファーストというように市場に出しながら改善を繰り返しサービスの質を高めていく思考です。完成品を販売しているのではなくマーケットに出して利用者の声を反映させてコツコツサービスを高めることができます。

ハリウッド型の場合、クライアントからの要望はリアルタイムの情報に比べ古い情報になります。クライアントの要望を聞いたとしても、市場には要望内容を満たした物がすでに出払っています。

一方でストック型はクライアントの要求をリアルタイムで受け取ることが可能です。

ハリウッド型からストック型 移行の成功例

ゲーム

10年前のゲームはハリウッド型つまり完成したゲームを販売していました。

最近のゲームは完成品を販売するのではなくて、アップグレードするたびに新しくなっています。

ハリウッド型は売切のため、販売した時にしか収益を生み出すことはできませんが、サブスク型のようにすることで、使用者が絶えずお金を欠ける仕組みができたと言えます。

以下のメリットがあります

  • 開発の速度の面(完成させなくても、続きのストーリーは随時UPしていけば良い)
  • 収入面(広告収入➕課金)
  • 手軽さ(インストールが無料だと取りあえずやってみようという人も多く出る。お金を払ってまではいらないけれど、無料であるならばと参入障壁が格段に低くなる)

経営者ならどちらの売上が好ましい?

あなたが社長であればA・Bどちらの売上が好ましいでしょうか?ちなみに1月から6月までの収益は両社とも同額になっています。

A=ハリウッド型

来月が黒字になるか、赤字になるかわからない。黒字の月は大きな黒字、赤字の月は大きな赤字になるため先行きを予測するのが難しい。来月の収益がわからないので、採用や物への投資をすることに躊躇いがある状態。

いくら貯まったら〇〇しよう。

B=ストック型

収益額は少量だが一定して収益が上がる仕組み。来月の収益の予測がつくので、採用や物への投資を決定するのに時間はかからない状態。

いくら貯まるから〇〇しよう。

サブスクの方が未来のPLが見えるため先行投資が可能。

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